誰も言わない「三重県公立高校入試」の実情②後期選抜

入試ポイント受験対策
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こんにちわー!伸学舎塾長の山野です。
こちらの記事は、令和5年5月10日に情報を更新しています。

「前期を推薦入試、後期を一般入試」と呼んでおりました。聞き覚えのある保護者の方もいらっしゃると思います。

前回は前期について(前期選抜の記事はこちらから)記載しましたので、今回は三重県公立高校入試後期選抜について書きたいと思います。

後期選抜の特徴は?

三重県の後期選抜の特徴は、全ての高校で一律の基準があります。(ごく細部で若干の違いがあります。詳しくはお問合せください。)

巷ではたくさんのうわさに惑わされたりしないように気を付けてください。

私の意見は、内申点(調査書)80% 当日試験20%です。其の心は募集要項を確認していきましょう。

内申点(調査書)から募集定員の8割は合格する制度を三重県の後期選抜では採用しています。なので調査書の段階で足きりがあると、合格への道は狭き門になります。詳しくは入塾面談の時にお話しさせていただきます。

R2年度後期選抜入試の内申ボーダーの拡大状況です。

三重県公立高校入試後期選抜は、さらに内申点の枠を広げる高校もあります。募集に対して毎年応募人数が多い公立高校は120%・110%と内申点の枠を広げています。(例えば津西高校等)

ここで、内申点の枠が広がるってことは、枠の中に入りやすくなる?と思われる方も多いと思います。実際にギリギリでこの枠に飛び込める方も多いでしょう。しかし、枠の外に出てしまったら、120%の高校の場合は

①120%×80%=最大90%以上の合格者が内申上位で占めることになります。
②定員と①の合格者の差を(残り10%ほど)を内申点上位者から半分選びます。
③残りの合格者を全ての人受験生から選びます。

いかに内申点が悪い生徒の逆転が難しいかを物語っています。その実情を知ってか、知らないのか、受験前の講習に多額の費用を請求する塾もあるようです。当塾において、受験当日の為の講習はあります。もちろん塾生には無料で公開しております。受験を受ける生徒のサポートに特別な費用は頂戴しておりません。

当塾の基本スタンスは、「日々の努力で内申点をコツコツ積み上げていき、最後に集大成を受験で発揮」することです。当日試験は、確認テストと思えるぐらい完璧に準備して試験に臨ませてあげたいと常々おもっております。

ちなみに、内申書(調査書)の内容について、当塾面談時にお話しさせていただきますので、ご希望の方は面談時お申し付けください。

※もちろん、内申点が合格ラインでも当日試験の上位8割に入ることが必要です。そのためにも日々の努力を忘れず頑張って勉強しなければいけません。私が否定しているのは、「特講」のような特別な授業で料金を請求する業者です。

最後に2021年度三重県後期選抜要綱より抜粋で確認しましょう。

後期選抜募集要項より、(部分抜粋)

選抜方法

(1)調査書の第3学年における「各教科の学習の記録」及び「特別活動の記録」等により、およそ募集定員に当たる者を選ぶ。ただし、高等学校によっては、調査書の「各教科の学習の記録」等により選ぶ人数を、募集定員のおよそ110%又は120%にあらかじめ設定することができる。

(2)受験者全員について学力検査と実技検査の得点合計(以下「学力検査等得点」という。)により募集定員のおよそ80%に当たる者を高得点者から順次選ぶ。但し、その中から各高等学校の特色、性格に応じて必要な教科の成績が著しく下位にある者等を、保留者として除外することができる。

(3)同一人について、上記(1)及び(2)の両方に含まれている者を合格者とする。(以下省略)

(4)上記(3)による合格者の数と募集定員との差のうち、その2分の1に相当する人数は、上記(1)において選ばれたものの中から、学力検査等得点の高得点者から順次選び、これを合格者とする。

(5)上記(3)及び(4)による合格者の合計数と募集定員との差に当たる者の選抜に当たっては、上記保留者を含めた残りの受験者の中から、各高等学校別に示す「特に重視する選抜資料等」をふまえ、合格者を決定する。

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